土間コンクリートを打設するにあたって。流れを解説します。

今回の記事では、外構工事の中でも、土間コンクリートについての記事を書きます。

しつこい雑草の草抜きが手間、土間コンクリートを打ってスッキリさせたい ナドナド。
弊社でも、よくご依頼を頂きます。

今回は、土間コンクリート工事に関する工事の流れをご説明したいと思います。


目次

まずは現場調査から

お見積りをさせていただくにあたって、まずは現場調査を行います。
これは、何も土間コンクリート工事のみに限らず、殆どの工事に関しては、
現場を見させていただく事、からスタートです。
土間コンクリートを打つにあたっての確認内容は下記の通り。

  • 土間コンクリート範囲の㎡数を計算
  • 測量
  • 障害物等のチェック
  • ミキサー車が入れるかどうかのチェック
  • ポンプ車が必要かどうかのチェック

こういったところでしょうか。
特に、㎡数を多い場合は、細かな測量を行わなければなりません。
測量を行い、水勾配を取る方向などを決めていきます。

また、生コン車は、大型車・中型車・小型車に大別され、
進入出来ない現場などは、小型車の手配が必要になります。
また、ポンプ車の手配の有無も確認します。
小型車やポンプ車などの車両の指定には、別途料金が発生します。

鋤取りの量の目安を確認!

鋤取りというのは、
現況の敷地の土や不要物を取り除き地面をフラットにするこで、
コンクリートを打つにあたっての下地を敷く前の下準備になります。
つまり、不要な残土などの処分物を、運搬・処分しないといけない、のです。

これらは、現場の状況に応じて違ってきますので、
残土処分費用等を算出する為には、現況の土の質や目安量を見極めて、
計算しなければいけません。


以上、ここまでを現場調査した際に行い、
お見積りを出させていただく、という流れになります。

鋤取り後、下地を敷いて転圧。

工事に入らせていただくと、まずは鋤取りを行います。
鋤取りを行い、地面をフラットに仕上げた後は、下地を敷きます。
(散水栓や排水枡などの埋設物は、 専用の商品を用いて、
仕上げの土間コンクリートの高さまでかさ上げを行います。)

下地には、 再生クラシャラン(再生砕石RC-40) などを用います。

その後、プレートという地面をおさえる機械を用いて、
叩きながら、転圧していきます。

土間コンクリートの厚みを計算の上、予め測量して決定した水勾配の通りに
クラシャランを敷き均していきます。

型枠・伸縮目地を施工する

地の転圧が終われば、型枠(木材)を使って、コンクリートを流し込む部分の土留めとして、
型枠をはめていきます。
コンクリート打設部分の範囲を、型枠を使って囲っていくイメージですね。

伸縮目地は、エキスパンタイとよばれる緩衝材となります。
打設範囲が広い場合には、通常この伸縮目地を使用し、
コンクリートが吸水等により膨張した際の緩衝材として、区切りを付ける事が必要です。

伸縮目地の代わりに、レンガ等を使う場合もあります。

型枠と伸縮目地の様子です。
写真は、下記に説明するワイヤーメッシュも敷いてある状態です。

ワイヤーメッシュとサイコロ(スペーサー)を敷く

ワイヤーメッシュは、強度の強いコンクリートに、より強度もたせるために必要です。
土間コンクリートのひび割れ等を防ぎます。
また、スペーサーも敷いていきます。

いよいよ、生コンクリートの打設

以上のような流れで下準備を行えば、いよいよ生コン車を現場に手配し、
コンクリートの打設、という運びなります。

一輪車で、打設範囲にコンクリートを流し込みながら、
コテで押さえながら、仕上げていきます。
面積が多い場合は、専門の道具を使って仕上げる事もあります。


特に夏場は、コンクリートの乾きが早くなってしまうので、
丁寧かつ素早く、仕上げていくことが必要になってきます。
また、雨の日のコンクリート打設は、絶対に出来ません。


以上です。

今回は、土間コンクリート打設に関しての流れを、大まかに説明させて頂きました。
現場調査からコンクリート打設まで、少しでも参考になれば幸いです。

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