ブロック塀、補助金のご案内。(たつの市・姫路市を参考に)

本日ご依頼を受け調査に伺いました現場は、ブロックの積み直し工事。
姫路市大津区の現場でした。

第一の要望は、
老朽化したブロックを、積み直ししたいとの事でした。

ブロック塀の撤去に関しては、近年起こった地震被害での影響から、
自治体より補助金が下りる制度が設けられております。

そこで、今回は補助金について調べてみましたので、
少し記事にしてみたいと思います。


目次

ブロック塀に関する補助金って?

そもそもブロック塀に関する補助金とはどんなモノなのでしょうか。
調べたものを下記に転載致します。

  • 大阪北部地震により、ブロック塀の倒壊により死者が出たことから
    支援制度が創設された。
  • 対象者は、地方公共団体が耐震改修促進計画にて位置づけた、
    避難路や通学路沿道のブロック塀。
  • 対象地域は、ブロック塀の安全確保に関して積極的な周知を実施している地域†

というわけで、各地方公共団体によって申請基準などが定められる、
といった運びとなっております。

申請方法や、調査方法なども各市によって異なりますので、
お住まいの地域の要項や注意事項をよく確認する事が必要です。

なお、ここからは、
「ブロック塀等」と表記致しますが、これらは、
コンクリートブロックで出来たブロック塀のみならず、
れんが造や石造なども含まれますので、ご注意下さい。

たつの市の場合

危険ブロック塀等撤去支援事業として、5月13日より開始されています。

対象となるブロック塀等とは・・・

下記に掲げる全ての要件に該当するもの

・市内に設置されたもので、一般の通行の用に供している道路に面しているもの
・個人が所有(空き家を含む)する一戸建て住宅、長屋及び共同住宅に附属するもの
・道路面からの高さ(擁壁の高さを含む)が60cm以上のもの
・ブロック塀等点検項目(点検項目は案内リーフレットに記載)において、1つでも不適合な項目があるもの

(注意1)店舗等を兼ねる場合は、当該店舗等の床面積が延べ面積の1/2未満のものに限ります。

(注意2)賃貸の場合は、一戸建て住宅にあってはその全部を、長屋及び共同住宅にあってはその過半の戸数を賃貸の用に供しているものを除きます。

~たつの市HPより引用~
  • 対象者は、上記のブロック塀等を所有されている方となります。
  • 補助金は、補助対象経費の2/3以内(上限20万)となります。
  • 対象となる経費は、ブロック塀等の撤去費・撤去後の整地費・廃棄物の処分費や運搬費、諸経費 です。

姫路市の場合

危険ブロック塀等撤去支援事業として、平成31年より開始されています。

対象となるブロック塀等とは・・・

次のどちらにも当てはまるブロック塀等が対象です。

・市内の個人が所有する住宅(過半が住宅以外の用途又は賃貸のものを除く)に付属するもので、各市立小学校が定める通学路※に面するもの 又は 兵庫県及び姫路市で設置認可等を行っている幼稚園、認定こども園、保育所及び社会福祉施設に付属するもの

・塀の高さが60センチメートル以上のもので、次の表のブロック塀等点検表に適合しない項目があるもの

~姫路市HPより引用~
  • 対象者は、上記のブロック塀等を所有されている方となります。
  • 補助金は、補助対象経費の2/3以内(上限20万)となります。
  • 撤去するブロック塀等の見付面積が、1平方メートル当たり1万円で計算し、
    上記を補助金対額を満たさない場合は、この費用が補助金になります。
  • 対象となる経費は、ブロック塀等の撤去費・撤去後の整地費・廃棄物の処分費や運搬費、諸経費 です。

まとめと注意点

今回は、近隣の姫路市・たつの市の補助金事業を参考にしてみました。
詳しくは、お住まいの地域の地方公共団体のホームページで確認をして下さい。

姫路市 ブロック塀 などと検索すれば、トップで出てきます。

そしてそして、
注意点が2つあります。

  • ブロック塀等の撤去にかかわる費用の一部を補助、ですので、
    新設するブロック塀等やフェンスについては対象に含まれません。
  • 既存ブロック塀等(門柱)に設置してある、門扉やフェンス、ポストについては
    対象に含まれません。

以上です。
不明な点は、お住まいの市役所、もしくは施工店に相談してみるのがベストです。
便利で安全!そして安心して生活が出来るような街作りを!

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